痛くないけど歯磨きの時に血が出る?それ、歯茎のSOSかも!!〜岡山市東区の歯科医院・鶴山歯科クリニック西大寺〜
皆さんこんにちは!
岡山市東区 西大寺駅前の歯科医院 鶴山歯科クリニック西大寺 歯科衛生士の中山です。
歯磨きをしているときに血が出ることはありませんか?
痛みがないからといって放置すると、歯茎の健康がどんどん悪化し、気づいた時には歯周病が進行している可能性もあります。
「なぜ血が出るのか?」
「放っておいても大丈夫?」
「どうすれば出血を防げるの?」
今回は、歯磨き時の出血の原因や、適切なケア方法について詳しくお話します!
目次
- 痛くないのに血が出るのはなぜ?
- 放置するとどうなる?出血が続くリスク
- 血が出るときの正しい歯磨き方法
- 生活習慣の改善で歯茎を健康に!
- 歯科医院に行くべきタイミング
1. 痛くないのに血が出るのはなぜ?
歯磨きをしていて血が出るのは、歯茎の炎症が起こっているサインです。
主な原因
✅ 歯肉炎(軽度の歯周病):歯茎にプラーク(歯垢)がたまって炎症が起こっている状態。自覚症状がほぼないため、放置しがち。
✅ 歯ブラシの強すぎる力:硬すぎる歯ブラシや、ゴシゴシ強く磨くことで歯茎が傷ついて出血することも。
✅ 歯石の影響:歯石が付着すると歯茎が炎症を起こしやすくなり、出血しやすくなる。
✅ ホルモンバランスの変化:妊娠中や思春期、更年期などホルモンの影響で歯茎が敏感になり、出血しやすくなる。
✅ 栄養不足(ビタミンC・K不足):栄養バランスが崩れると、歯茎に炎症が起き、出血しやすくなることがある。
「痛くないから大丈夫」と思って放置していると、歯周病が進行するリスクがあるので注意が必要です!
2. 放置するとどうなる?出血が続くリスク
出血を繰り返しているのに放置すると、歯茎の炎症が進行し、歯周病へと悪化する可能性があります。
初期段階:歯肉炎
・歯茎が赤く腫れる
・歯磨きのたびに血が出る
・痛みはほぼなし
⬇ 放置すると…
中期段階:軽度~中等度の歯周病
・歯茎が下がり、歯が長く見える
・口臭が強くなる
・歯がぐらつくことも
⬇ さらに放置すると…
末期:重度の歯周病
・歯を支える骨(歯槽骨)が溶ける
・歯が抜け落ちる
「ただの出血」と侮らず、早めのケアが大切です!
3. 血が出るときの正しい歯磨き方法
出血があると、「歯磨きをすると余計に悪化するのでは?」と心配になるかもしれません。でも、正しい磨き方をすれば、炎症を抑えることができます!
ポイント①:やさしく磨く
・歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目にあて、軽い力で磨く
・「ゴシゴシ」ではなく、「なでるように」磨く
ポイント②:歯ブラシを選ぶ
・歯茎を傷つけることが多い場合は「ふつう」または「やわらかめ」の歯ブラシを使う
・毛先が開いたらすぐに交換(1ヶ月に1回が目安)
ポイント③:デンタルフロス・歯間ブラシを活用する
・歯と歯の間の汚れをしっかり除去
・フロスを使うことで歯周病リスクを減らせる
最初のうちはフロスを使うと血が出ることがありますが、毎日使うことで歯茎が引き締まり、出血しにくくなります。
4. 生活習慣の改善で歯茎を健康に!
歯茎の健康は、日々の生活習慣と深く関わっています。以下の習慣を意識するだけで、歯茎を丈夫に保ち、出血を防ぐことができます。
① 栄養バランスの良い食事をとる
・ビタミンC(歯茎の修復):レモン、キウイ、赤ピーマン
・ビタミンK(血を止める作用):納豆、ブロッコリー
・カルシウム(歯や骨の健康維持):牛乳、小魚
② タバコを控える
喫煙は歯茎の血流を悪くし、歯周病の進行を加速させることが分かっています。
③ よく噛んで食べる
硬いもの(根菜やナッツ類)をしっかり噛むことで、歯茎が引き締まり、出血しにくくなる効果があります。
5. 歯科医院に行くべきタイミング
歯磨きのたびに血が出る場合は、一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。
こんな場合は早めに受診を!
✅ 出血が1週間以上続く
✅ 歯茎が腫れている、膿が出る
✅ 口臭が強くなった
✅ 歯がグラグラしてきた
歯科医院では、歯石除去や歯周病治療を行い、歯茎の状態を改善することができます。
「痛くないし、大したことない」と思っていると、歯茎の炎症が進行し、気づいたときには歯周病が悪化していることも…。
✅ 正しい歯磨き習慣を身につける
✅ 生活習慣を見直して歯茎を健康に保つ
✅ 出血が続く場合は早めに歯科医院へ!
今からできるケアで、健康な歯茎を取り戻しましょう!