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痛くないけど歯磨きの時に血が出る?それ、歯茎のSOSかも!!〜岡山市東区の歯科医院・鶴山歯科クリニック西大寺〜

 

 

皆さんこんにちは!

 

岡山市東区 西大寺駅前の歯科医院 鶴山歯科クリニック西大寺 歯科衛生士の中山です。

 

 

歯磨きをしているときに血が出ることはありませんか?

痛みがないからといって放置すると、歯茎の健康がどんどん悪化し、気づいた時には歯周病が進行している可能性もあります。

 

「なぜ血が出るのか?」
「放っておいても大丈夫?」
「どうすれば出血を防げるの?」

 

今回は、歯磨き時の出血の原因や、適切なケア方法について詳しくお話します!

 

 


目次

  1. 痛くないのに血が出るのはなぜ?
  2. 放置するとどうなる?出血が続くリスク
  3. 血が出るときの正しい歯磨き方法
  4. 生活習慣の改善で歯茎を健康に!
  5. 歯科医院に行くべきタイミング

 

1. 痛くないのに血が出るのはなぜ?

歯磨きをしていて血が出るのは、歯茎の炎症が起こっているサインです。

主な原因

歯肉炎(軽度の歯周病):歯茎にプラーク(歯垢)がたまって炎症が起こっている状態。自覚症状がほぼないため、放置しがち。
歯ブラシの強すぎる力:硬すぎる歯ブラシや、ゴシゴシ強く磨くことで歯茎が傷ついて出血することも。
歯石の影響:歯石が付着すると歯茎が炎症を起こしやすくなり、出血しやすくなる。
ホルモンバランスの変化:妊娠中や思春期、更年期などホルモンの影響で歯茎が敏感になり、出血しやすくなる。
栄養不足(ビタミンC・K不足):栄養バランスが崩れると、歯茎に炎症が起き、出血しやすくなることがある。

「痛くないから大丈夫」と思って放置していると、歯周病が進行するリスクがあるので注意が必要です!

 


 

2. 放置するとどうなる?出血が続くリスク

出血を繰り返しているのに放置すると、歯茎の炎症が進行し、歯周病へと悪化する可能性があります。

 

 

初期段階:歯肉炎

・歯茎が赤く腫れる
・歯磨きのたびに血が出る
・痛みはほぼなし

⬇ 放置すると…

中期段階:軽度~中等度の歯周病

・歯茎が下がり、歯が長く見える
・口臭が強くなる
・歯がぐらつくことも

⬇ さらに放置すると…

末期:重度の歯周病

・歯を支える骨(歯槽骨)が溶ける
・歯が抜け落ちる

「ただの出血」と侮らず、早めのケアが大切です!

 


 

3. 血が出るときの正しい歯磨き方法

出血があると、「歯磨きをすると余計に悪化するのでは?」と心配になるかもしれません。でも、正しい磨き方をすれば、炎症を抑えることができます!

 

ポイント①:やさしく磨く

歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目にあて、軽い力で磨く
・「ゴシゴシ」ではなく、「なでるように」磨く

ポイント②:歯ブラシを選ぶ

・歯茎を傷つけることが多い場合は「ふつう」または「やわらかめ」の歯ブラシを使う
・毛先が開いたらすぐに交換(1ヶ月に1回が目安)

ポイント③:デンタルフロス・歯間ブラシを活用する

・歯と歯の間の汚れをしっかり除去
・フロスを使うことで歯周病リスクを減らせる

 

最初のうちはフロスを使うと血が出ることがありますが、毎日使うことで歯茎が引き締まり、出血しにくくなります。

 


 

4. 生活習慣の改善で歯茎を健康に!

歯茎の健康は、日々の生活習慣と深く関わっています。以下の習慣を意識するだけで、歯茎を丈夫に保ち、出血を防ぐことができます。

① 栄養バランスの良い食事をとる

ビタミンC(歯茎の修復):レモン、キウイ、赤ピーマン
ビタミンK(血を止める作用):納豆、ブロッコリー
カルシウム(歯や骨の健康維持):牛乳、小魚

② タバコを控える

喫煙は歯茎の血流を悪くし、歯周病の進行を加速させることが分かっています。

③ よく噛んで食べる

硬いもの(根菜やナッツ類)をしっかり噛むことで、歯茎が引き締まり、出血しにくくなる効果があります。

 


 

5. 歯科医院に行くべきタイミング

歯磨きのたびに血が出る場合は、一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

 

こんな場合は早めに受診を!

出血が1週間以上続く
歯茎が腫れている、膿が出る
口臭が強くなった
歯がグラグラしてきた

 

歯科医院では、歯石除去や歯周病治療を行い、歯茎の状態を改善することができます。

 


 

 

「痛くないし、大したことない」と思っていると、歯茎の炎症が進行し、気づいたときには歯周病が悪化していることも…。

正しい歯磨き習慣を身につける
生活習慣を見直して歯茎を健康に保つ
出血が続く場合は早めに歯科医院へ!

今からできるケアで、健康な歯茎を取り戻しましょう!