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「歯は何本あるの?大人と子どもの違い」〜西大寺駅前の歯科医院・鶴山歯科クリニック西大寺〜

こんにちは!

岡山市東区 西大寺駅前の歯科医院 鶴山歯科クリニック西大寺 衛生士の中山です。

 

 

みなさんは、ご自身の歯が何本あるのかわかりますか?
大人と子どもでは、歯の本数が異なります。

 

一般的に、大人は永久歯が32本(親知らず除くと28本)、子どもは乳歯が20本です!

 

今回は、歯の役割や成長に伴う変化、歯の健康を保つためのポイントを紹介します。歯はただ食べ物を噛むだけでなく、話す、顔の形を支えるなど、重要な機能を果たしています。これらを理解し、適切なケアを行うことが大切です。

 

目次:

  1. 歯の本数は何本?大人と子どもの違い
  2. 乳歯の役割と成長の過程
  3. 永久歯の役割と重要性
  4. 歯の健康を守るためのケア方法
  5. 歯の本数や並び方に関するよくある質問

 

 

  1. 歯の本数は何本?大人と子どもの違い

大人の歯は「永久歯」と呼ばれ、通常32本あります。一方で、子どもは「乳歯」と呼ばれる一時的な歯が20本生えます。この乳歯は、子どもが成長する過程で徐々に抜け落ち、永久歯へと生え変わります。

永久歯の本数は、親知らずを含めると最大32本になりますが、親知らずが生えない人もおり、その場合は28本が標準となります。

子どもの乳歯は生後6ヶ月頃から生え始め、3歳前後までに全てが揃います。その後、6歳頃から永久歯に置き換わり始め、一般的に12歳頃までに大部分の永久歯が生え揃います。

 

 

  1. 乳歯の役割と成長の過程

乳歯は一時的なものではありますが、重要な役割を果たします。乳歯がしっかりと機能することで、食べ物を噛んで消化しやすくするほか、言葉を正確に発音するための助けになります。また、乳歯は顔の骨格の成長や、後に生える永久歯のためのスペースを確保する役割も担っています。

 

 

乳歯が生える時期と順序
乳歯は一般的に以下の順序で生えます(順序に個人差はあります)。

  • 中央の前歯(下顎が先、次に上顎)
  • 側切歯(前歯の隣の歯)
  • 第一大臼歯(奥歯)
  • 犬歯(尖った歯)
  • 小臼歯
  • 第二大臼歯

この順序で乳歯が生え、約3歳頃までにすべての乳歯が揃います。乳歯は一般的に6歳頃から抜け始め、12歳前後にはすべて永久歯に置き換わります。この時期には定期的な歯科検診が重要で、永久歯が正常に生えるかどうかを確認することが必要となってきます。

 

  1. 永久歯の役割と重要性

永久歯は生涯にわたって使用されるため、そのケアは非常に重要です。大人の歯は以下の役割を果たします。

  • 噛む機能:歯の主な役割は、食べ物を噛んで消化を助けることです。奥歯でしっかり噛むことで、消化器官への負担が軽減されます。
  • 発音補助:特定の音を発音する際、前歯が重要な役割を果たします。歯並びが悪いと、発音が不明瞭になる場合もあります。
  • 顔の構造を支える:歯は顎の骨を支え、顔全体のバランスを整える重要な要素です。歯を失うことで、顎の骨が縮小し、顔の形が変わってしまうこともあります。

永久歯の種類と機能
永久歯は、異なる形状と役割を持つ次の種類に分かれます。

  • 切歯(前歯):上下合わせて8本。食べ物を切る役割があります。
  • 犬歯:上下左右に1本ずつ、計4本。食べ物を引き裂くのに適しています。
  • 小臼歯:前歯と奥歯の間にあり、上下合わせて8本。食べ物をすりつぶす役割を担います。
  • 大臼歯:奥歯の最も後ろに位置し、上下左右に3本ずつ、計12本(親知らずを含む)。食べ物を細かくすりつぶし、消化を助けます。

特に、親知らずは個人差があり、生えてこないことも多いため、32本すべてが揃う人は少数です。

 

  1. 歯の健康を守るためのケア方法

歯の健康を守るためには、適切なケアが不可欠です。子どもから大人まで、毎日の習慣で歯の寿命を大きく左右します。以下のポイントを意識してケアを行いましょう。

歯磨きの基本
歯磨きは1日2回、朝と寝る前に行うことが理想です。特に寝る前の歯磨きは、唾液の分泌が少なくなる就寝中に細菌が繁殖しやすいため、しっかりと行うことが大切です。フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、虫歯の予防効果が高まります。

フロスや歯間ブラシの使用
歯と歯の間は、ブラシだけでは汚れを完全に取り除けません。フロスや歯間ブラシを使用することで、細かい部分まで清潔に保つことができます。特に大人は歯間のケアを怠ると、歯周病や虫歯のリスクが高まります。

定期的な歯科検診
歯科検診は3ヶ月に一度が目安です。虫歯や歯周病は、早期発見・早期治療が効果的であり、痛みが出る前に治療を始めることで、歯を失うリスクを軽減できます。また、定期的なクリーニングで、歯石やプラークの蓄積を防ぐことも重要です。

 

 

  1. 歯の本数や並び方に関するよくある質問

Q1. 親知らずが生えない場合、問題はありますか?
A1. 親知らずが生えない場合でも、問題はありません。多くの人は親知らずが生えないか、途中で止まることが多いです。しかし途中で止まって、中途半端な生え方をしている場合は歯茎が腫れる、虫歯になるといったトラブルが起きてくる場合は抜歯を検討する場合があります。

 

Q2. 乳歯が早く抜けすぎるのは問題ですか?
A2. 乳歯が早く抜けると、永久歯が正しい位置に生えるスペースが不足する可能性があります。早期に乳歯が抜けた場合は、早めに当院にご相談ください!

 

Q3. 歯並びが悪い場合、矯正はいつ始めるべきですか?
A3. 矯正治療は、永久歯が生え揃う12歳前後が一般的な開始時期です。ただし、歯並びの問題が早期に見つかった場合は、小児期に矯正を開始することもあります。

 

 

 

歯の本数や役割は、年齢や成長段階に応じて異なります。乳歯は成長において重要な役割を果たし、永久歯が生えた後は一生の付き合いになります。適切なケアと定期的な検診で、歯の健康を保つことが大切です!

親知らずや歯並びなど、歯に関する悩みがある場合は、いつでもご相談ください!