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親知らずは抜いた方がいいの?〜西大寺駅前の歯科医院・鶴山歯科クリニック西大寺〜

 

 

こんにちは!

岡山市東区 西大寺駅前の歯科医院 鶴山歯科クリニック西大寺の院長 皆木です。

私は歯科医師としては9年目になります。

歯学部を卒業してから現在に至るまで保険ベースの治療はもちろん、矯正治療やインプラント治療、審美治療など専門性の高い治療も多く行ってきました。

 

 

みなさんは親知らずについてご存知でしょうか?

親知らずは上下左右の一番奥に生えてくる方が多いですが、 

トラブルが出ていない方は、普段親知らずを意識することは少ないと思います。

 

しかし、親知らずを抜くかどうかは、多くの人が悩む問題です。

 

親知らずは必ずしも悪者ではなく、健康に機能している場合もありますが、痛みや炎症を引き起こすことも少なくありません。

今回は、親知らずを抜いた方がいい場合と、抜かなくても良い場合について、両方の視点から詳しく解説します。

親知らずの状態や生活習慣によって最適な判断は異なるため、この記事を参考にして、自分に合った対応を考えてみましょう。

 

目次

  1. 親知らずとは何か?
  2. 親知らずを抜いた方が良いケース
  3. 親知らずを抜かない方が良いケース
  4. 抜歯のメリットとデメリット
  5. 抜歯を決断するためのポイント

 

 

  1. 親知らずとは何か?

親知らずとは、通常18歳から25歳頃に生えてくる第三大臼歯(奥歯)のことです。親知らずは、口の中で一番奥に位置し、上下左右に1本ずつ、合計で4本あることが一般的ですが、人によっては全く生えない場合や1本だけ生えるケースもあります。

 

1-1. 親知らずの進化的背景

親知らずは、かつて人類が硬い植物や肉を多く摂取していた時代には必要な歯でした。しかし、現代の食生活では柔らかい食品が多くなり、顎のサイズも進化と共に小さくなったため、親知らずが正常に生えないことが増えています。このため、親知らずが問題を引き起こすケースが少なくありません。

1-2. 親知らずの問題点

親知らずがきちんと生えるスペースが不足している場合、歯茎や隣の歯に圧迫を与え、炎症や痛みを引き起こすことがあります。また、親知らずは手入れが難しく、虫歯や歯周病の原因になることも多いです。

 

 

  1. 親知らずを抜いた方が良いケース

親知らずを抜くべきかどうかは、歯の状態や周囲の影響によって決まります。ここでは、親知らずを抜いた方が良い典型的なケースをいくつか紹介します。

 

2-1. 埋伏歯(埋まった状態)の親知らず

親知らずが完全に生えず、歯茎や骨に埋まった状態のことを「埋伏歯」と呼びます。埋伏歯は、歯茎に負担をかけて炎症を引き起こしたり、隣接する歯を圧迫して虫歯の原因になったりすることがあります。この場合、親知らずを抜いた方が将来的なリスクを減らすことができます。

2-2. 親知らずによる炎症や痛み

親知らずが生えてくる際に炎症や痛みを引き起こすことがあります。これは、歯が歯茎を押し上げる過程で周囲に炎症が生じるためです。炎症が頻発する場合や、痛みが続く場合は、親知らずを抜いた方が良いでしょう。

2-3. 歯並びへの悪影響

親知らずが生えることで、他の歯が押されて歯並びが乱れることがあります。特に、矯正治療を受けている方や、これから予定している方は、親知らずが歯並びに悪影響を及ぼさないよう、予防的に抜歯を検討することが推奨されます。

 

  1. 親知らずを抜かない方が良いケース

一方で、必ずしも親知らずを抜く必要がないケースも存在します。以下のような場合は、抜かない選択肢も考慮されます。

 

3-1. 健康に生えている場合

親知らずが正しく生え、周囲の歯や歯茎に悪影響を与えていない場合、無理に抜く必要はありません。正常に機能している親知らずは、しっかりとした咀嚼をサポートし、特にトラブルがなければそのまま維持することが可能です。

3-2. 抜歯のリスクが高い場合

親知らずの抜歯には、多少のリスクが伴います。例えば、親知らずが顎の神経に近い位置にある場合、抜歯時に神経を損傷するリスクがあります。このようなリスクが高いと判断された場合、抜かない方が安全なこともあります。

3-3. 完全に埋まっていて問題がない場合

親知らずが完全に埋まっていて、周囲の歯や歯茎に影響を及ぼしていない場合も、無理に抜く必要はありません。歯科医が定期的に状態をチェックし、異常がなければそのまま維持することができます。

 

  1. 抜歯のメリットとデメリット

親知らずを抜くことにはメリットもデメリットも存在します。ここでは、それぞれの側面を詳しく見ていきましょう。

 

4-1. 抜歯のメリット

  • 痛みや炎症からの解放:親知らずが原因で痛みや炎症を引き起こしている場合、抜歯することでその症状から解放されます。
  • 歯並びの保護:親知らずが他の歯を押して歯並びを乱すリスクを排除することができます。
  • 虫歯や歯周病のリスク軽減:親知らずは手入れが難しく、虫歯や歯周病の温床になることが多いですが、抜歯することでこれらのリスクを減らすことができます。

4-2. 抜歯のデメリット

  • 術後の痛みや腫れ:抜歯後には痛みや腫れが伴うことがあります。通常は数日で改善しますが、個人差があります。
  • リスクが伴う:特に埋まっている親知らずを抜く際には、顎の神経に影響を及ぼすリスクがあります。また、出血や感染の可能性もゼロではありません。
  • 費用がかかる:親知らずの抜歯は場合によっては保険が適用されないこともあり、その場合は費用がかかることがあります。
  1. 抜歯を決断するためのポイント

親知らずを抜くかどうかを決断する際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。

 

5-1. 歯科医の診断を受ける

親知らずの抜歯は個々の状況によって異なるため、歯科医の診断が非常に重要です。レントゲン撮影などで親知らずの位置や影響を確認し、歯科医と相談して最善の判断を下しましょう。

5-2. 自分の症状に合った判断

痛みや炎症が続く場合や、歯並びに影響が出ている場合は、親知らずを抜くことが推奨されます。一方で、症状がなく健康な親知らずであれば、無理に抜かない選択肢もあります。自分の症状や生活スタイルに合った判断をすることが大切です。

5-3. 抜歯後のケアを確認

抜歯を決断した場合は、術後のケアについても事前に確認しておきましょう。適切なケアを行うことで、術後のトラブルを最小限に抑えることができます。

 

 

親知らずは、抜くべき場合と抜かなくても良い場合があります。

抜いた方が良いケースとしては、親知らずが炎症や痛みを引き起こしている場合や、歯並びに悪影響を及ぼす場合が挙げられます。一方、健康に機能している親知らずは無理に抜く必要はなく、歯科医と相談しながら適切な判断を行うことが重要です。最終的な決断は、歯科医のアドバイスと自分の症状をよく理解した上で行いましょう。