• 院長ブログ

虫歯ってなんなの?

こんにちは!!
岡山市東区西大寺駅前の歯科医院「鶴山歯科クリニック西大寺」院長皆木友克です。

みなさん、虫歯ってどんなものかご存知ですか?
「虫歯」というと「虫歯菌が歯を食べていく」イメージをお持ちの方も多いかと思いますが、実は少し違います!

 

 

実際は口の中の虫歯菌が炭水化物(糖質)を食べて、それを原料に作り出す「酸」が歯を溶かしているのです!

 

「甘いものは虫歯になりやすい」というのは、糖質である「お砂糖」が虫歯菌の大好物なので、酸がよく産生されるからなんですね!

しかし、お砂糖以外にも糖質・炭水化物は日常の食事に多く含まれています。

お米・パン・麺類など、一見甘いものではない毎日の食事でも炭水化物を摂取していますので、食べた後はしっかり歯磨きをして虫歯菌のエサを口の中に残さないようにすることが虫歯予防に重要とされています。

 

タンパク質や食物繊維は細菌のエサにはならず、逆に歯の表面の汚れを取ってくれる働きがあるので、肉や野菜をよく噛んで食べることは虫歯予防に効果があると言えます!

歯が酸で溶けることを「脱灰(だっかい)」といいます。

歯が溶ける酸の強さは概ね決まっていて、歯の外側の部分(エナメル質)でpH5.5、内側の部分(象牙質)でpH6.0~6.2となっています(pHは低ければ低いほど酸性度は強いです)。

つまり「歯の外側より内側の方が溶けやすい」のです!

「見た目小さく思えた虫歯が実は中で大きく広がっている」ことが多いのはこれが原因です!

虫歯の分類について

虫歯は大きく分けて5つに分類することができます!

①CO
②C1
③C2
④C3
⑤C4

それぞれ見ていきましょう!

①CO

 

COは虫歯になりかけている状態です。

   
治療するまではいきませんが、気をつけてブラッシングを行っていかないと虫歯になってしまいます!当院ではフッ素を塗って予防を行っていくこともあります!

②C1

C1は虫歯になりたてで、歯の最も外側の部分(エナメル質)に限局した虫歯のことを指します!
こちらは白い詰め物で、一回の治療で治すことができます!

③C2

C2はエナメル質をこえて、その下の象牙質(ぞうげしつ)まで達してしまった虫歯です。
こちらは大きさによりますが1回か2回の治療が必要になります。

④C3

C3は歯髄と呼ばれる神経にまで達してしまった虫歯です。
こちらは神経を取り除く処置が必要になるので治療回数も大幅に増えてしまいます。一般的に根っこの治療と言われるものです!
最終的に完全に歯を覆いかぶせる被せ物を入れるようになります。

⑤C4

C4までいってしまうと歯冠が完全に崩壊して根っこだけになってしまった状態の虫歯です。
残った歯の状態によりますが、抜歯に至ってしまう場合が多いです。
抜歯後の処置としてはブリッジ、入れ歯、インプラントという選択になります!

 

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しかし、当院では患者様ご自身の天然の歯でお食事をしてもらうことが大切だと考えておりますので、抜くのは最悪の場合のみで、残すための治療を積極的に提案させていただいております。

 

虫歯になり一度治療が行われた歯はどんなに綺麗につめたとしても目に見えないくらい小さな隙間があるので、そこから細菌が入り込み、二次的に虫歯になりやすいといわれています。

また、乳歯や6歳臼歯などの生えたての歯は抵抗力が低く、弱いので虫歯のリスクが高いと言われます!

 

また、虫歯の他にも歯を悪くしたり、お口の中でトラブルを起こす原因には「歯周病」や「噛み合わせ」もあります。わからないことや聞きたいことがありましたら、お気軽に院長・当院スタッフにお声かけください!

 

 

初めての患者様に対しては、HPにて無料相談も受け付けております。

また、24時間WEBよりご予約受付中です!

 

ご連絡お待ちしております!